肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

手術から3か月。傷の存在を忘れてしまうことも。

5月20日

手術から三ヶ月

2020年2月20日に行われた僕の人生初の手術から、今日で3ヶ月が経ちました。

「もう三ヶ月も経ったのか」とも思いますし、「まだ三ヶ月しか経ってないのか」とも思ってしまいます。

すみません、先月の記事でも似たようなこと書いてますけれど。

そして、間違いなく手術のこと、入院したこと、辛かった検査のことなど、日に日に遠い存在になっていき、考えない時間の方が多くなっています。

身体に痛みが残っている間は、その痛みがあるが故に、自然と手術のことなど思い出さずにはいられませんでした。しかし思い出さないということは、肉体的には痛みもなくなり、もうすっかり回復している証でもあるんです。

今もまだ、傷に直接何かがあたると、多少は痛かったりもしますし、肋間神経痛の方も、ごくまれに出たりはします。とはいえ、ほぼそれらの痛みを感じることなく、毎日を過ごしている状態です。

「忘れていくこと」と「治っていくこと」って、もしかしたら同じことなのかもしれないとか、哲学的なことを考えてしまったりも。

時間とともに忘れていくのは当然のことなのかもしれませんが、やっぱり自分の中で手術のことは「忘れちゃいけない」ことだと強く思っていますので、忘れるという行為が、いけないことのような、そんなふうに考えてしまうこともあります。

お風呂に入るときも、毎日鏡で傷を見ていたのに、最近では見ることもなくなってしまって…そのことに罪悪感すら抱いてしまうんです。

ちなみに、今の傷はこんな感じです。

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毎度毎度、おじさんの手術痕画像で申し訳ありませんが、もうすっかり綺麗になっています。

おそらくこの傷は一生残るとは思うのですが、時間とともに痕も薄くなってきてはいます。

でもやっぱり、傷痕が治っていくのに合わせて、記憶まで薄れてしまいたくないな~と、この記事を書いていて改めて思ってしまいました。

忘却は決して悪いことではないとは思いますが、今回の一連の入院と手術の記憶に関しては、できるだけ抵抗しようと思います。

 

病院と新型コロナウィルス

僕が入院していた病院は、現在新型コロナウィルスの重症患者を受け入れていて、専用のフロアも設置されています。

完全に隔離しての治療が行われているとのことですが、僕がいたあの病院で、お医者さんや看護師さんたちが日々闘っているんだと思うと、それは僕にとって、遠い世界の出来事ではなくなります。

僕は入院も手術も今までしたことがなかったので、今回初めてお医者さんの凄さとか、看護師さんの凄さを目の当たりにしました。ミスが許されない仕事ですし、日勤があったり夜勤があったりもしますし、肉体的にも精神的にも、本当に大変な仕事だろうな~と感じました。

僕の入院期間は短い間でしたけれど、お世話してくださった方々の姿が目に浮かびます。

そして僕がお世話になったのは呼吸器外科ですので、担当してくださった先生や看護師さんたちが、今まさにコロナと闘っている可能性もじゅうぶんあるわけです。

実際にそちらの病院でコロナ感染も起きたとのニュースもありましたので、皆さまの無事を願うばかりです。

僕が入院したのは2月ですが、もう少し遅かったら、もしかしたらコロナの影響を受け、手術日なども延期になっていたかもしれません。

個人的には、入院のタイミングがコロナより早くてよかったな~と思いますが、現在入院されている方々は、きっと不安を抱えていると思います。入院や手術だけでも不安でたまらないだろうに、それにコロナという心配もさらにしないといけないので、精神的な負担も大きいと思います。

コロナは完全終息には、まだ相当な時間が掛かると考えられていますが、本当に一日も早く収まって欲しいです。