肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

手術から今日で丸一年。昨年の今ごろは。

2021年2月20日

手術から今日で一年

僕が肺の手術を受けたのは2020年2月20日ですので、今日で一年が経ちました。

まず、現在の僕の体の状態なのですが、もう完全に手術前の状態に戻っています。

僕の場合は、術後のだいぶ早い段階から「日常生活には何の支障もない」と言える感じにはなっていましたが、一年経ってその状態はより完全になっているのではないかと。

傷の痛みというのも、ほぼありません。

たま~に傷の部分が固いものにあたったりしますと、少し痛みはしますけれど、普通にしている分には痛くも痒くもないです。傷痕も残ってはいますが、かなり薄くはなっています。

毎度毎度おじさんのこんな画像ですみませんが、今はこんな感じです。

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しばらくは、傷から少し下、肋間神経痛的なものもあったのですが、今はもうそれもほぼゼロです。

術後少しの間は、痛かったですし、ホッチキスのところが化膿しちゃったりしましたけど、一定の期間が過ぎた後は、ただただ知らぬ間に回復をしていきました。

人間の治癒力は凄いです。

傷痕さえなかったら、手術したということが自分でもわからないくらい、元通りになってますからね。

つまり今では、僕の体で唯一手術の痕だけが、手術したことを証明できるものになっています。

 

昨年の今ごろは

最近よく「昨年の今ごろは」って考えるんです。

今、このブログを書いているのは、夕方の15時ですが、昨年の今ごろは手術が終わって、嫁や両親と面会していた頃かな~とか。

そして今日に限らず、昨日だったら手術の前日で不安だらけだったこととか、病院の窓からの景色とか。

あのとき同じ病室にいた皆さんは、今どうしているんだろう、とも。

ちなみにこちらが、一年前の記事です。

時間とともに記憶というのは薄れていくものではあるのですが、一年前のこと、まだまだけっこう鮮明に覚えていたりはするんです。そのときの気持ちを思い出したりもします。

そして今こうして元気でいられることが、本当に幸せです。

ありきたりな言葉かもしれませんけれど、健康でいられるというのは、当たり前の日常を過ごせるというのは、何にも勝る幸せです。

いつか必ず死は訪れますが、それまではできるだけ健康で生きていられたら、と。

長生きだけが全てではありませんし、防ぎようのない病気や怪我はどうにもなりませんけれど、せめて防ぎようのあるものに関しては、できるだけ意識していこうと思います。

そして死ぬときに「いい人生だったな~」と思えるように、限りある時間をしっかり使って、生きていこうと思います。