肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

久しぶりの呼吸器外科。手術から約半年後のCT。

2020年9月14日

半年振りに大学病院へ

僕が大学病院にて手術をしたのは2月20日です。で、退院したのが2月24日。その後何度か通院し、呼吸器外科の最後の診察が3月9日でした。

最後の診察時から半年後に、経過確認として、あと一度だけCT検査をすることが決まっていまして、その予約日が9月14日でした。

大学病院の呼吸器外科での診察は、3月でいったん終わってはいましたが、呼吸器内科だったり、その関連で耳鼻科での副鼻腔炎の治療だったり、別の病院での診察は現在も続いています。ですので病院自体は特に久しぶりではないのですが、呼吸器外科が久しぶりです。

この日は特に嫁の付き添いなどもなく一人。

電車を乗り継ぎ、バスに乗り、大学病院へと向かいます。

その道中、手術前の不安な気持ちでバスに揺られていたことや、入院当日大きなリュックを持って乗ったことなど、色んなことを思い出します。

病院が見えてきますと、あそこの8階に入院してたんだな~とか、退院できたときの嬉しい気持ちとかも。

病院に到着し、受付を済ませたらまずCT撮影。

副鼻腔炎の治療のため、鼻のCTは2ヶ月ほど前に撮ったのですが、肺は退院以来初めてです。

CTが終わりしばらく待ってから、久しぶりの診察に、名前が呼ばれました。

 

担当医との再会と再発への恐怖

診察してくれたのは、僕の担当医で、手術も執刀してくださった先生です。

退院後の3月に一度診てもらって以来ですので、お会いするのも約半年振りです。

挨拶の後、まずはすぐにCTの結果から。

僕の場合は癌ではなかったので、再発というのはまずないのですが、やはりCTでもし何か悪いものがまた見つかってしまったら…と、どうしてもそういったマイナスのことも、少なからず考えてしまうものです。

きっと癌を経験された方は、定期的な検診の度に、再発の恐怖と闘っているはずです。それに比べたら僕の危惧など屁でもありませんが、それがどんなに不安なことなのか、少しだけでもわかった気がします。

そして先生の口から発せられたCTの結果は…問題無しでした!!

まぁ大丈夫だろうとは思っていましたが、実際に診て頂いて、そう断言して頂くと、ほっとしますね。

ただ、僕は長年に渡る喫煙歴がある(もう数年禁煙しています)ため、COPDもありまして、それが元で気胸になるリスクがあるとの指摘を受けました。肺に一部風船のようになっている箇所があり、そのリスクがゼロではないと。今の僕の年齢や、禁煙状況などから、そこまでリスクは大きくはないけれど、そういう心配があることだけは、頭に入れておくように言われました。もしタバコを吸い続けていたら、さらにそのリスクは大きなものになるみたいです。タバコ辞めてよかった。

CTの結果に安堵し、手術の傷の状態も一応診て頂きまして、そちらも全く問題無し。

ちなみに今はこんな感じです。

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術後に比べますと、時間とともに傷もどんどん薄くなっています。

これも胸腔鏡手術のおかげですね。

先生とは、現在の副鼻腔炎の治療状況や、今後の呼吸器内科での診察など少しお話しし、2~3質問などさせて頂き、診察は終了です。

 

呼吸器外科との別れ

この日の診察で、大学病院での診察は全て終わりになりました。

今後また僕が呼吸器外科でお世話になるようなことがない限り、先生とももうお会いすることもないでしょうし、この大学病院に来院することもありません。

先生とは少し名残惜しくもありましたけれど、ようやく今日、手術という外科治療が全て終わったことになりますので、それは素直に嬉しいですし、安堵の気持ちが大きいです。

副鼻腔炎や呼吸器内科は、引き続き別の病院での治療や診察になりますが、とりあえずは大きな一区切りがつきました。

病院でお会計を済ませ、すぐに嫁に「異常無し」だったことを伝えると、嫁も安心してくれました。

帰宅後には両親にも一応報告します。

僕はこれまでの人生で手術は今回が初めてでしたけれど、大学病院にお世話になるのも初めてでした。

不安だらけだった僕に、お医者さんも看護師さんも、皆さん親切に、丁寧に接してくださり、感謝しかありません。

ありがたい気持ちでいっぱいですけれど、もう二度とお世話にならずに済むように、健康でいたいと切に思います。