肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

手術から2か月。痛みがほぼなくなりました。

2020年4月20日

手術から二ヶ月

今日で手術から丸2ヶ月が経ちました。

2ヶ月ってまだそんなに前ではないはずなのですが、僕の中ではずいぶん時間が経ったような、遠い昔だったような、そんな気すらしてしまっています。

病院にいた頃を、少し懐かしく思ってしまったり。

感覚としては、手術前の時間よりも、手術が終わって今に至るまでの方が、はるかに早いです。

術後の経過としては、手術後一か月の時点で、体力も回復し、呼吸機能も問題なく、痛みもかなり少なくなっていました。それが二か月経った現在は、さらに良い状態に戻っています。

人間の回復力というものを、目の当たりにしている感じですね。

一か月前までは、右の乳首の下、肋間神経の痛みが少し残っていたのですが、そちらももうほとんどなくなりました。ゼロではないですけど、ゼロに近いです。

ずっと手術した右側を下にして寝るのが怖くてできなかったのですが、それもようやくできるようになりました。

傷の方も、三ヶ所とも綺麗に治癒しています。

こんな感じです。

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治りが悪かった一番胸側の傷も、もう化膿することなく、塞がりました。ドレーンの穴のところも、かさぶたが取れて綺麗になりました。

僕は毎日傷を見ていましたので、一日一日治っていくのが目に見えてわかり、嬉しかったですね。

肺の手術をされた他の方のブログなどを読みますと、多くの方が2ヶ月で痛みや傷などだいぶ良くなると書いてらっしゃいます。そこから半年~一年でさらに回復する、と書かれている方も多いです。つまり、「2ヶ月」というのが手術後の経過としては、一つの区切りなのかな~と。

僕の場合は肺の切除部分も、手術の傷も、どちらも小さかったためか、一か月と10日くらいで、かなり回復していたのではないかと思われます。

ですので2か月後の現在というのは、もう傷や痛みもほぼ気にならないくらい、手術前の状態に近づいている、といった感じでしょうか。

手術のことは決して忘れないようにと、そう思ってはいるのですが、時間とともに、体の回復とともに、考える時間は間違いなく少なくなっています。

 

診察の延期

今日から3日前の4月17日は、元々病院の外来予約の日でした。

術後のフォローという形で通院することとなった病院にて、以前頭部MRIでたまたま見つかった、副鼻腔炎の診察です。鼻のCTを撮り、診察して頂く予定でした。

しかしです。

4月8日に新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が発令され、できるだけ外出は控えるようにとのお達し。

もちろん僕も感染は怖いので、既にどこにも出掛けないようにはしていましたが、病院の診察はどうしたらよいものかと。

手術前の肺に関する外来でしたら、迷うことなく通院していたとは思うんですけどね。

副鼻腔胃炎に関しては、急ぎではない、と先生からも以前言われていましたし、これは不要不急の診察ではないかと。

そう思った僕は、とりあえず病院の予約変更ダイヤルに電話をし、急ぎの診察ではない旨を告げましたところ、そのまま診察延期になりました。次回の予定は未定です。

本当は診てもらってしまった方が気持ち的には楽なのですが、コロナの感染リスクを考えますと、やはり急ぎではない診察は、また今度にした方が確実です。

そんなわけで、しばらく病院に行く機会がなくなることに。

血痰の発覚より約半年ほど、ずっと病院を切り離すことができない生活をしていましたので、思わぬ形でいったん距離を置くことになりました。

とはいえ副鼻腔炎もちゃんと診てもらいたいので、コロナが一段落したら、すぐに再予約をする予定です。

しかし、新型コロナウィルスの影響、ほんとに大きいですね。

僕は退院したらあれもしよう、これもしようと、色々楽しみにしていたのですが、それらがことごとくできなくなりました。飲みにも行けていませんし、旅行にも行けません。趣味である神社巡りすら、出掛けられずです。

せっかく手術を頑張ったのに、まだ全く遊べてないのは悲しいです。

でもこれで無茶して感染し、死んでしまったら元も子もありませんので、しばらくは我慢です。

必ず終息する日はきますので、そしたら思う存分遊べばいいわけですからね。

その日がくるのを楽しみに待ちつつ、外出自粛をしっかりと遂行したいと思います。