肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

頭部MRIとPET検査の結果。

2020年1月30日

頭部MRI

数日前にPET検査というものを行い、あと一つ残っているのが頭部のMRI検査です。

PET検査は別の病院まで行ってやってもらったのですが、MRIの方はいつも受診している病院でも設備があるため、そちらでの検査となります。で、検査後にPETとMRIの結果を聞き、今後についてのお話しする流れです。

僕はMRIというのもこれまで一度もやったことがないので、少々不安ではあります。どうやら狭い機械の中に入れられ、轟音が鳴り響くという検査のようですので。

閉所恐怖症の人にはきつい検査みたいです。僕は特にそのような恐怖症はないので、大丈夫かとは思います。

当日はまたしても嫁に付き添ってもらい、病院に到着。

さっそくMRIの受付を済ませますと、まずは検査着に着替えないといけないみたいです。

初めての検査着に着替え、更衣室から出てきた僕を、嫁が撮影。思わず僕もそれに対し、ガッツポーズで答えてしまいました…笑。

MRIは金属など身につけているのがNGとのことで、時計などは全部外します。事前に結婚指輪も石鹸を使って外しておきました。

それらの確認が済み、設備のある部屋へと案内されます。

で、仰向けになり、ヘッドフォンを装着させられ、機械の中へ。音がすごいので、ヘッドフォンから音楽を流すのだと。

検査時間は15分ほどとのこと。

ヘッドフォンからは、ジブリのオルゴールバージョンが流れています。最初に聞こえてきたのは、ナウシカの「ラン、ランララランランラン♪」です。笑

検査が開始され、どんな轟音に襲われるのかと身構えていたのですが、思っていたよりもたいした音ではなかったです。なんだかトランス系の音楽を聴いているかのような感じすらしてきちゃいました。で、その後ろで薄くジブリが鳴っているので、だんだん面白くなってきてしまって…笑。

危機感のない男です。

と、一人でそんなよくわからない楽しみ方をしていますと、あっと言う間にMRI検査が終了しました。

 

PETとMRIの結果

無事にMRI検査を終えた僕は、しばらく待機した後、診察室に呼ばれます。

PET検査、頭部MRI検査の結果、ともに転移は認められませんでした。

やはりどこかに転移しているのでは?という不安はどうしても拭えなかったので、この結果に素直に安堵しました。一緒に説明を受けた嫁も、安堵の表情です。

転移がない、というのは、とりあえずすぐに死ぬことはないってことだと思うので、これは大きな安心です。

PET検査の画像も見せて頂いたところ、問題の場所は緑色になっていました。PETのパンフレットには、癌の場所が赤くなって出ていたので、てっきり僕のも赤くなってると思ったんですけどね。どうやら炎症が強いと赤になるみたいです。つまり、そこまで強い炎症ではないってことだと思います。

また、頭部MRIの方も問題はなかったのですが、なんと左の鼻が、「副鼻腔炎」になっているといわれました。全く症状もありませんし、僕は今まで鼻を悪くして耳鼻科に行ったこともありませんので、これはびっくりです。副鼻腔炎というもの自体よくわかってないですし。

とりあえず副鼻腔炎の方は、症状がないのなら、すぐにどうこうってことはないみたいなのですが、いずれちゃんと耳鼻科で診てもらった方がいいかもしれません。

とにかく今回は、肺にある腫瘍が原因となる、転移がなかったということが明確になりまたので、これで手術へと進めることになります。

ただ、PET検査の結果からなのか、「外科医の判断では、もしかしたら手術せずに少し様子を見るかもしれない」との言葉が先生の口から…。

手術を覚悟している身としては、少々気持ちが揺れます。笑

しかしここまできたら、もう手術をしてもらった方がすっきりするはずです。

そうと決めたらできるだけ早くやってしまって欲しくなります。

 

大学病院への紹介

現在受診している病院には、肺の手術ができる呼吸器外科がないため、外科のある病院に行かなければいけません。

そして、比較的近くにある大学病院の呼吸器外科を、次回受診することとなりました。

現在の病院とも提携している大学病院ですので、連携がスムーズなようでして、予約もその場で取れてしまいました。

僕はこれまで大学病院というところで、一度も診察を受けたことがありませんので、それだけでちょっと緊張します。

僕の嫁さんは、一時期大学病院(別のところですが)に入院していたことがありますので、行ったこと自体は何度かあるんですけどね。まさか自分が受診する日がくるとは思ってもいませんでした。

大学病院にて、これまでの検査結果や資料を元にして、呼吸器外科の先生の診察を改めて受け、具体的な入院や手術が決まっていくものと思われます。

手術に向けて具体的に進み始めたと思うと、怖さとか不安もありますけれど、もうここまできたら突っ走るしかありません。

大学病院の予約日は2月3日です。

そしてこの日、僕は現状を両親にも話すことにしました。