2020年1月30日
両親に話すべきかどうか
僕は両親がまだ健在でして、実家の長野にて二人で仲良く暮らしております。
お正月に帰省した際にも顔は合わせておりまして、二人とも元気そうでした。
ここまで僕は、肺のことは一切両親には話しておりません。弟には話したのですが、父と母にはもう少し黙っておいてくれ、と。
父も母も幸いにも大きな病気もせず元気ではありますが、二人とももう70歳を超えています。孫も3人いる、ジイジとバアバです。
やはり余計な心配は掛けられません。
このまま言わずにおこうかな~とも考えたんですよ。その方が心配は掛けずに済むかな、と。
しかし、手術するともなれば、万が一のことも考えられます。医療ミスとか、麻酔から目覚めないとか、そういうネガティブな万が一ですけれど。
それを考えますと、やはり言っておかないわけにはいかないかと。
また、嫁曰く、息子が手術するとなったら、まだまだ元気でいなきゃ!と親としては思うのでは?と。で、まだまだ安心して死ねないと。笑
確かにそれも一理ある気がしてきます。
それに、後から人伝いで発覚したりしたら、「どうして言ってくれなかったのか」と寂しい気持ちにさせてしまうかもしれません。
ですので気が重くはありますが、おもいきって現状を両親に話すことにしました。
2月3日の大学病院の診察にて、その後がどうなるかわかりませんし、もしかしたらいきなり入院&手術になるかもしれませんからね。
ですので、その前に話しておくことにしたんです。
両親に経緯と現状の報告
本当はこういうのは、直接話した方がいいのでしょうが、東京と長野ですので、電話にて報告します。
両親が夕飯を終わったであろう時間に電話をし、まずは電話に出た母から伝えます。
スマホをスピーカーにできれば、父と母、まとめてお話しができるかと思ったのですが、そのやり方がわからないとのことで、結局は父と母、二人に同じ話をそれぞれすることになりました。笑
最初に悪い話をして、そこから良い話をする、という流れでショックを軽減しようと話したのですが、やはりショックは受けたようです。
手術さえすれば問題ないと強調はしているにも関わらず、少なからず動揺している様子が電話からも伝わってきてしまいました。特に「肺に腫瘍が見つかって…」と言った瞬間は、二人とも一瞬言葉を失っていて…。
そんな想いをさせてしまってごめんなさい。
やはりいくつになっても、親というのは、子供が心配でたまらないんだな~と、改めてそれを実感しました。
二人とも少々の動揺はあったものの、ちゃんと死ぬことはないと伝えられたので、前向きに捉えてくれたのではないかと思います。母などは、手術のときは行くから、と逆に少し張り切っている感すらあったかと。笑
両親への報告という、重たい電話を無事に終え、ほっと一息です。言おうかどうか迷いはしましたが、やはり伝えておいてよかったです。もうとっくに親元を離れているとはいえ、やはり家族ですからね。
しかしその翌日、母からうちの嫁に送られたLINEを見せてもらった中に、「どうして私じゃないの」という一文を見たときには、つい涙が溢れそうになってしまいました。
親より先に死ぬわけにはいきません。
ちゃんと手術してもらって、親孝行をしなければ。