肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

耳鼻科を受診。気付けば手術から5ヶ月。

2020年7月20日

耳鼻科を受診

10日前に久しぶりに呼吸器内科を受診し、その際に耳鼻科の予約をしました。頭部MRIにて偶然見つかった副鼻腔炎の治療のためです。

副鼻腔炎といいましても自覚症状は全くないので、MRIをやらなかったら、もしかしたら一生見つからなかったかもしれません。

そんな具合ですので、治療をするのもじゃっかん及び腰といいますか、行かなくてもいいんじゃね?という気持ちもなくはなく…。

しかし、ネットで色々見てますと、放置すると喘息など起こしやすいとか、味覚障害になりやすいとか、上顎洞がんを発生させる原因にもなるとか出てきますし、やはり治しておくに越したことはないはず。

予約まで取ってしまっていますし、もうここは行くしかありません。

そして予約当日を迎え、受付を済ませ、待機。

僕は耳鼻科というのは、もう10年ほど前に外耳炎になってかかったとき以来行っていませんし、縁遠い存在です。故に、どんな診察、治療が待っているのかもあまりわからず、じょじょに不安になってきました。

痛かったらどうしよう、と。

肺の検査の際に、胃液検査という、鼻から管を入れるだいぶ辛いのを経験しましたが、そのときに「鼻から何かを入れられるのは辛い」と刷り込まれてしまいましたので、その記憶も蘇ってきたりして、心配の種は膨らみます。

読書をしようと持って来た本にも集中できず、読むのを諦め閉じました。

そうこうしているうちに名前を呼ばれ、診察室へ。

 

鼻カメラに涙

診察室に入り、最初は問診的なものがあり、すぐに「じゃあ鼻の中見ますね」と。

心の準備がまだ…と言いたい気持ちとは裏腹に「はい」と素直な言葉を僕の口は発し、綿棒にて麻酔を塗られます。

この綿棒の麻酔からして、ちょっとキツイ。

鼻の奥に何かを突っ込まれるというのは、平気な人もいるかもしれませんけれど、僕はかなり苦手です。

そしてしばらく待った後、じゃあカメラ入れますね~と言われ、鼻の奥まで何かが入り、行ったりきたり。一瞬むせそうになったり、涙が出そうになってしまいました。

痛みもありますし、苦しいですし、これ、麻酔効いてるの?と先生に問いかけたくなるくらいです。

しかも僕の副鼻腔炎は左の鼻で、麻酔したのは左だけだったにも関わらず、反対も診ますね~と、右の鼻にも奥までカメラ。

僕があまりに辛そうにしていたためか、「力を抜いて」「鼻で大きく息をして」など、先生も気遣ってはくれたのですが、どうにもこれは苦しかった。

ですので「はい、終わりですよ」との言葉を聞いたときには、心底ほっとしました。

そして診察の結果、3ヶ月間薬を服用し、様子を見るということに。

こちらが処方された薬です。点鼻薬も含め3種類。これを毎日服用せねばいけません。

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で、一か月ごとに来院し、経過を確認するとのことなので、次回また一か月後に受診しなければいけないようです。

再び鼻の中にカメラが…と思うと今から憂鬱でたまりませんが、これも治療のため。

いい大人が逃げ出すわけにもいかないので、耐えられるだけの、平気になれるだけの精神力を、あと一か月で身につけたいと思います。

 

手術から5ヶ月

僕が肺の手術をしたのは2月20日ですので、この日は手術からちょうど5ヶ月目になります。

5か月後に、鼻でこんなことになるとは思ってもいませんでしたけれど、鼻カメラなんて、手術に比べたら、ほんとたいしたことないんですよね。痛いし辛いですけど、手術に比べれば。

そう思えば鼻もなんとか乗り切れる気がします。

これから先何か試練があれば、手術を乗り切れたことが、一つの力になるような、そんな気もしています。無理やりそう思い込もうとしている節もなきにしもあらずですが、間違いなく経験としてはとても大きなことでしたので。

僕はもう40過ぎですし、肺にしろ鼻にしろ、体に何かしらガタが出てくる年齢かもしれませんので、病院というのはメンテナンスだと思えばいいわけですからね。

また元気に暮らせるように、そのために定期的に色んなメンテナンスはしていかなきゃいかんと。

もちろんメンテナンス無しで元気に動き続けたら最高ですけれど、なかなかそうもいかないでしょうから、メンテナンスを当然のこととして考えていかねば、と。

できれば病院には行きたくありませんけれど、それを敬遠したがために後悔するような事態が生じるのは避けたいので、病院とうまく付き合っていこうと思います。

まずは来月。

薬で鼻が少しでも良くなっていることを願いたい。