肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

結核かどうかを調べるための胃液検査。

2019年11月18日

胃液検査に臨む

メンタルが不安定な日々が続く中、三度目の呼吸器内科です。

この日は胃液検査という、鼻から管を入れて胃液を採取する、怖ろしい検査です。

CTにて見つかった結節の正体を知るため、まずは結核かどうかを判別するために必要な検査とのこと。

痰が出る場合には、その痰を三度提出し、それを培養して検査をするみたいです。出た痰を提出すればいいだけですからね、別に大変な検査ではありません。

しかし問題は、痰が出ない場合です。

僕は血痰がちょびっとだけ出たこと以外は、自覚する病気の症状というのは一切ありません。咳も痰も出ないので。

ですので結核かどうか検査する場合、痰からではなく、胃液を直接採取して調べるんだと。検査前は食事抜きです。

僕はこれまで、鼻から管を入れたという経験が一度もありません。想像しただけで怖気づいてしまいます。

この日も嫁に付き添ってもらい、意を決して検査に臨みます。

検査室に呼ばれ一人で待っていますと、いつもの女医さんともう一人看護師さんの二人が現れ、検査開始。

座ったままで少し前かがみの姿勢で、鼻から管を入れられていきます。先生の指示に従い、何度か飲み込む動作をし、じょじょに管が入っていくのがわかります。

正直、かなり辛かったです。

途中で一度パニックのようになってしまい、呼吸困難になり、中断。

しかしまたすぐに再開し、今度はなんとか乗り切りました。

管が目的の場所まで達したようで、姿勢を少し傾けるように指示され、そこから胃液の採取です。採取している時間は意外と短かったです。

おそらく全部で5分ちょっとだったのではないかと思うのですが、ようやく検査が無事に終わりました。

管を抜いた瞬間、大量の鼻水も出ました。笑

 

検査結果は2ヵ月後

無事に胃液検査を乗り切った僕は、ほっと一息。

終わってしまえばあっと言う間でした。

この検査は、詳しくはよくわかりませんが、培養したりするらしく、結果が出るのに時間がかかるみたいです。

2ヶ月近くかかるみたいなので、次回の予約は1月の20日になりました。約2ヵ月後です。

もしそれまでに結核など何か結果がわかれば、電話をすると。

「結核だったらいいな~」と思ってしまう自分がいます。もちろん結核も良くはないですけど、結核なら治りますからね。癌と診断されるくらいなら、結核の方がマシだと思ってしまうんです。

2ヵ月後には再度CTも撮り、結核の判定と併せての診察になるようです。

癌だったらと考えている僕は、2ヶ月も先でいいの?と不安な気持ちを抱きつつ、とりあえずはしばらく病院に行かなくてもいい安堵感もありました。

この日は血痰が出てからちょうど一ヶ月くらいです。

一ヶ月前までは、こんなふうに病院に通ったり、検査をしたりするだなんて、全く思っていませんでした。

ましてやそれにより、精神的にも鬱状態に陥ってしまうだなんて、想像もしていません。

検査のあと、この日はとってもいい天気だったので、嫁と二人で病院の近くを少し散歩してみます。

のんびりとした快晴の冬の午後で、平和そのもの。

そんなのんびりとした景色の中にいると、まだまだこうしていたい、嫁と生きていきたいと、感傷的になってしまったり。

次の診察まで、2ヶ月の間はとりあえず何もできないので、検査結果を待つしかありません。

ですので今の僕にできることは、メンタルを立て直すことです。

嫁にも心配ばかり掛けてはいられません。