肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

手術と入院のイベント化。

2020年2月11日

手術と入院のイベント化

手術と入院が決まり、もちろん既に覚悟も決まっているのですが、やっぱり怖いものは怖いです。

手術も入院も初めてですし、全身麻酔とか、術後の状態とか、色々考えると不安にはなるものです。

とはいえ、入院生活というものに対しての好奇心というのは少なからずあります。今まで一度も経験したことがありませんので、どんな様子なんだろうと。手術や術後は恐怖ですけれど、入院はちょっと興味ある、そんな感じです。

ですのでもう、完全なプラス思考で、入院&手術を自分の中で、イベント的なものだと思い込もうと。

今回の僕の手術と入院は、誰もが体験できるものではありません。40代ではまだまだ少ないはずです。せっかくこんな貴重な体験ができるのなら、それを最大限に享受しない手はないだろうと、無理矢理前向きな思考に切り替えていきます。

この経験は、必ずや僕にとっては糧となり、誰かの役に立つこともできるはずなんです。

もしかしたらこんなふうに書きますと、僕よりも深刻な病状を抱えている人からは怒られてしまうかもしれませんし、不愉快にさせてしまうかもしれませんけれど…。

どうにかこの現状を前向きなものとして考えたいんです。不安の裏返しなのかもしれませんが、スーパーポジティブに乗り切りたいんです。

僕は10代で『ミラクル』という本を読んで以来、辻仁成さん好きなんですけど、こちら、辻さんの最近のツイートです。

辻さんのこの素敵な言葉に背中を押してもらい、僕は自身の手術や入院を、一大イベントとしてできるだけ楽しむことにしました。

辛いことも痛いこともあると思うんですけど、笑って乗り切ろうと思います。

 

友人たちへの報告

僕は身近な二人の友人には、昨年の段階で現状を話していたのですが、このたび入院&手術が正式に決まったので、その他の親しい友人たちにも話すことにしました。

事後報告にしようかな、とも思ったんです。何も言わずに手術を受け、後からさらっと話した方が、なんとなくかっこいい気もしますし。そっちの方が武士っぽいですよね。笑

僕も基本、武士道は好きですし、そういう生き方をしたいな~とは常々思ってはいるので、黙っておこうかな~と。

ですが、思い直しました。逆の立場だったら、話してもらえなかったら、水くさいと思ってしまいますからね。

それに、今回の手術&入院を最大限楽しむ方向でいくのなら、友人たちにも話しまくって、お見舞いに来てもらおうと。笑

そんなわけで、親しい友人たち数人に、いっせいに知らせます。

で、幸せなことに、僕の友人たちはほんとにアホばっかりなので、「エロい看護師いるといいね」とか、「手術って生配信できるの?」とか、そんな反応ばかりで…笑。

救われます。

近くにいる奴もいれば、遠方の奴もいます。中には日本にいない奴も。色んな場所からのパワーをもらいました。

まだ入院前だというのに、病院にお見舞いに向かおうとしてくれたり、後日わざわざ出掛けて、癌封じや健康長寿の御守りを買って来てくれたりもして、泣けてきます。その気持ちが嬉しいです。

退院して落ちついたら、みんなに盛大に快気祝いをしてもらおうと思います。笑

また、友人たちではありませんけれど、6才と4才の可愛い甥っ子と姪っ子から、お手紙も届きました。「元気になってまた遊んでね」と。このチビたちのためにも、一日も早く元気にならねば。

個人的には、手術のことなどは、できるだけ誰かに話してしまった方がいい気がします。もちろん人それぞれの考えはあると思いますけれど、オープンにしちゃった方が、なんとなく自然と前向きになれるというか、気持ちが軽くなる気がします。

どんどん話してどんどん楽になりましょう。

手術さえ乗り切れば、アホな友人たちと、またたくさん遊べますし、美味い酒が飲めます。可愛いチビたちとも、またたくさん遊べます。