肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

入浴中に二度目の血痰。

2019年10月26日

二度目の血痰

呼吸器内科を受診し、レントゲン結果で特にヤバい影とかは見つからなかったので、僕は完全に余裕こいてました。

肺がんの場合、レントゲンでは見つけられない場合が多々ある、というのはネットの情報から仕入れてはいたのですが、なんとなくもう大丈夫だ、という気になってしまっていたんです。

次回CT撮影をするというのは、より詳しく調べるためだと頭ではわかっているのですが、なんとなくもう大丈夫な気がしちゃってたんですよね。血痰も、たまたま何かで出ちゃったのではないかと。後々考えると、なんの説明にもなってないですけど。

そんな油断しきった状態の中、一日の疲れを取るため、いつものように風呂に浸かりますと…。

また数日前と同じ胸の違和感に襲われます。

マジか、またか?といっきに嫌な予感。

そして前回と全く同じく、痰が上がってくる感じがして、口の中にうっすら血の味が広がります。

そいつをペっと出してみたところ、うっすらではありますが、またしても痰に血の混じった血痰が。今回はその一発のみでしたが、余裕こいてた僕は、いっきにまたマイナスな方向へと舵を切り突き進んでしまうことに。

再び現れた二度目の血痰に、僕はこのときからしばらく、湯船に浸かるのが怖くなってしまいました。

 

メンタルが乱れ始める

血痰という通常時では出ないものが、週に二度も出てしまった僕は、前回にも増してネット検索を激しく行うように。

きっとネットで検索することにより、僕は医者でもないのに、自分なりに原因を特定しようとしていたんだと思います。

しかし、ネットに溢れる情報をいくら見たところで、結論は出ません。むしろ逆に情報が多すぎて、真偽も含め、その整理が難しい。

やはり癌ではないかという不安が、どんどん大きくなっていきます。

そんな不安を払拭したい本能だと思うのですが、僕は癌ではないという結論に無理矢理導こうとしていたのかもしれません。

僕はこの頃、薄毛対策として、塗布するタイプのミノキシジルというのを夏くらいから使用していました。で、色々とネットを見ているうちに、もしかしてそのミノキシジルが原因なのでは?と。

今から思えば完全に強引ではあったと思うのですが、ミノキシジルの使用さえやめれば、もう血痰は出ない、全て解決すると、勝手にそう思い込んでしまったんです。

ミノキシジルからしたら、完全に濡れ衣ですけれど。笑

とりあえずそのときの僕は、癌への不安から乱れ始めたメンタルを、ミノキシジルという原因を勝手にでっち上げることで、どうにか落ち着かせていたんだと思います。

次回の診察まで約2週間。

とりあえずミノキシジルのせいにして、気持ちを安定させました。

ミノキシジルの使用をやめたので、もう大丈夫、と。