肺がんじゃなかったブログ

40代で肺に腫瘍が見つかった男性の日記です。

イノマーさんの死。

2019年12月16日~12月31日

イノマーさんの死

あまり一般には知られていないかもしれませんが、オナニーマシーンというバンドのベースボーカル、イノマーさんが12月19日に亡くなりました。

口腔底がんでした。

僕は10代から30代にかけて、ずっとバンドをやっておりまして、イノマーさんはよく知っています。

僕の嫁さんもイノマーさんと友達でして、若い頃にはイノマーさんの結婚式にも出たそうです。我が家にはそのときの引き出物である、テレホンカードもあります。笑

イノマーさんが癌になり闘病中だというのは、それまでも知っていました。

しかしその後、僕自身にも癌の疑いが降りかかり、イノマーさんの闘病というのも、いっきに身近なものに感じるようになりました。

そんな中、イノマーさん死去のニュース。

正直、とてもショックでした。闘病中の写真などを見ますと、かなり痩せてしまっていて、それだけで胸が詰まる想いがしてしまって…。イノマーさん、きっと辛かったろうな、苦しかっただろうなって思うと、涙が止まらなくなりました。

でもきっと、向こうで楽しくやってるとは思いますけれど。笑

でも、あのイノマーさんがまさか癌で亡くなるだなんて…。

イノマーさんだけではなく、ちょうどこの頃は、僕の大好きなバンドであるThe ピーズのはるさんが、10月に食道がんの手術をしたり、そんなニュースもありました。

自分に癌の疑いがあると発覚したことにより、それまで自分とは遠いところにあると思っていた、誰か他の人の癌のニュースなどにも敏感になります。

そして、癌という病は誰にでも降りかかる可能性があるということを、改めて認識しました。

 

大晦日を迎える

12月も後半になりますと、メンタルも完全に落ち着きまして、例年通り年末年始を迎える準備に浮き立ちます。

イノマーさん死去のニュースなどで、じゃっかんメンタルが乱れることはありましたが、ほぼ平常心の毎日です。

血痰騒動が起こるまでは、12月の前半あたり、嫁と二人でどこか近場の温泉にでも旅行に出掛けようと思っていました。日光とか箱根とか小田原とか。あと、ハワイアンズとか。けっこう具体的に計画が進行していたのですが、一瞬でそれどころじゃなくなっちゃったんですけどね。

僕の肺にあるものが何なのかはっきりするまでは、旅行はおあずけです。

なんだかんだ言っても、どうしても頭の隅にはそのことが常にありますからね。どれだけ平常心で毎日を過ごしていても、なくなりはしません。

そんな不安な気持ちはどこかに抱えつつではありますが、せっかくの年末年始は楽しい時間にしたいです。幸いにもメンタルが不安定な期間は既に通過していましたので、それは可能です。

年末には嫁と買い物に行き、普段は買わない蟹など買ったりして、着々と準備を進めます。

そして迎えた大晦日。我が家は酒を飲みつつ、「笑ってはいけない~」を見ながらが恒例ですので、酔っ払いながら、笑いながら、大晦日を過ごしました。今回は天海祐希のとこが一番笑いました。笑

2019年、後半にまさかこんな大きな出来事が我が身に降りかかるとは思ってもいませんでしたが、こうして大晦日を迎えられることは、とても幸せです。

また次の大晦日も同じように迎えられるように、僕の肺にあるものと、しっかり向き合っていかなきゃいかんです。

まだまだ死ぬには早いんじゃ。